OnScaleのご紹介

OnScaleのトライアル、ご導入頂き誠にありがとうございます。

少しでも早く円滑な解析業務が開始できるよう、ご理解頂きたい基本事項について説明します。その後は、解析したい内容に沿って学習を進めることができます。

例えば、ガイド付きのチュートリアルでOnScaleを学習したり、最初の解析モデル作成を行うことができます。あるいは、例題で提供されているファイルを使って解析計算を行い、OnScaleの解析結果を確認することも可能です。 

OnScaleについて

OnScaleはパワフルな有限要素シミュレーションソフトウェアで、困難なエンジニアリングの問題のいくつかを従来のソフトウェアよりも迅速に解決します。 OnScaleには強連成マルチフィジックスソルバーが搭載されており、膨大なケース数のシミュレーションを可能にします。

OnScaleのソフトウェアは無料で、ダウンロードと解析モデルの作成、並びに結果処理を行うことができます。解析計算はクラウド上で行われます。クラウド上で解析計算は、OnScaleが提供する最も優れた技術の1つです。

 ボタンのクリックするだけで、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)で計算することができます。解析は、従来のCAEソフトウェアよりも最大100倍速く実行されます。

 

engineering-problem.png

数千ケースもの設計を評価するためにパラメータスタディで同時に計算を流すことができ、最適なものを見つけることができます。設計者はOnScaleで解析することで、リスクを軽減し、コストを抑え、製品を市場投入までの期間を短縮できます。

従来のCAEソフトウェアと違いライセンス関する制約がありません。無料のソフトウェアとして、OnScaleをダウンロードしてインストールできます。 

無料アカウントの登録

アカウントの登録は、トップページの アカウント登録から行うことができます。アカウント登録後、OnScaleのポータルサイトへのログインやダウンロードすることが可能です。

無料アカウントでできること

ソフトウェアは無料です。どなたでもOnScaleをダウンロードしてインストールすることができます。無料アカウントでは、毎月10コア時間まで解析計算を行うことができます。コア時間とは、計算に使用したコア数に計算にかかった時間を掛けたものです。2Dモデルのように小さいモデルの解析を行うことが可能です。

より複雑な解析を行いたい場合はより多くのコア時間がが必要になります。コア時間を購入することで、複雑な解析やパラメータスタディが可能になります。価格については、価格のページをご参照下さい.

OnScale ワークスペースのご紹介

OnScaleには3個のワークスペースがあります。

 

onscale-tool-selector.png

各ワークスペースについて簡単にご紹介します。

 

Designer

Designerは解析モデルの作成、及び条件設定を行うためのGUIになります。Designerでは、2Dあるいは3D"primitive"(基本形状の作成機能)によりモデル形状を作成することができます。

 

2d-and-3d-primitives.png

また、予めCADで作成された形状をCADデータファイルとして読み込むことも可能です。

Designerでは、メッシュサイズの設定や負荷条件、境界条件などをGUI上で設定します。

Analyst

Analystではスクリプトにより解析モデルの作成、及び条件設定を行います。

Analystでは、DesignerのGUIだけでは設定できないこともコマンドで書くことができます。スクリプトに一旦慣れてしまえば、スクリプトは実際に使いやすいものです。

 

Post Processor

今後の学習について

基本事項についてご紹介しました。学習を進めるにあたりご要望に応じた進め方があります。

例題で計算を行いますか?

まずは例題のファイルをダウンロードして実行することも可能です。例題は、DesignerAnalystのそれぞれで提供しております。

実際にOnScaleの使用方法を学習する前に、例題を実行してどのような結果が得られるのか確認しても構いません。その場合は、ご自身の課題に近い例題から選択してください。指示に従いモデルファイルをダウンロードし、解析計算と結果処理を行います。

Designerの基本操作の学習へ進みますか?

 多くの新規ユーザーには、最初にDesignerの基本操作を学習することを推奨します。Designerの学習を3ステップにまとめております。

DesignerをスキップしてAnalysitの学習へ進みますか?

スクリプトを書くのは手間ではないかもしれません。Designerよりも様々な機能が使えるAnalystへ学習を進めることもできます。アナリストのコンテンツをご覧ください。