OnScaleのすべてはクラウドにあり、エンジニアがボタンをクリックするだけでハイパフォーマンスコンピューティングを利用することができ、有限要素解析をこれまで以上に高速に実行できます。
新規ユーザーの方は、是非クラウドを使用して、クラウドによるシミュレーションの利点を活用してください。
従来のお客様(主に以前のPZFlexをお使いのお客様)は、引き続きローカルPC(オンプレミス)でシミュレーションを行うことができます。ローカルPCで解析を行いためには、ソルバーを含む特別なインストーラーが必要です。 ポータルからダウンロードするインストーラーはソルバーは含まれておりません。必要な場合は、弊社までお問合せ下さい。
Flexキーをお持ちのお客様は、制限なくシミュレーションをローカルで実行できます。それ以外のお客様は、ローカルPCでシミュレーションを行う時に御購入のコア時間が使用されます。 これが機能する方法は、シミュレーションを実行したいときにインターネットへ接続があるかどうかによって異なります。
インターネット接続を使用してローカルPCでシミュレーションを実行する
Run Local (Designer)またはRun Solver (Analyst)をクリックしたときにインターネットに接続している場合、コア時間数がアカウントからすぐに "ブロック"されます。
> Settings > Solver Settings > Block Hours.
ポータルのTransaction Historyでは、次のように表示されます。
シミュレーションの実行に必要なコア時間の数がBlock Hoursで指定された数より大きい場合、シミュレーションが実行されると、コア時間は引き続き指定された数の量で(おおよそ)アカウントからブロックされます。
シミュレーションが完了すると、ブロックがアカウントから削除され、シミュレーションの実行に必要な実際のコア時間数が代わりに引き落とされます。
ローカルPCでオフラインでシミュレーションを実行する
ローカルPCでオフラインでシミュレーションを実行するには、最初にオフラインで使用する時間をリクエストする必要があります。 時間をリクエストするには、インターネット接続が必要です。
> Settings > Local Licensing.
Request Core Hours for Offline Useに、必要なコア時間数を入力し、Get Hoursをクリックします。 これらのコア時間は、オフラインで使用できるようになります。これは、ポータルのTransaction Historyに次のように表示されます。
コア時間を予約したら、ローカルPCでシミュレーションを実行できます。 シミュレーションを実行する前に、十分なコア時間があることを確認してください。 シミュレーションが完了する前に取得したコア時間を使い果たすと、シミュレーションは停止します。
未使用のコア時間を返すには、Return Hoursをクリックします。
取得したコア時間数とこれらのコア時間数を確認するには、Queryをクリックします。
すでにコア時間を取得していて更にコア時間を追加で取得したい場合は、一旦コア時間を返す必要があります。既にコア時間が取得されている場合は、追加でリクエストをすることはできません。
注:コア時間をオフラインで使用するために取得しているが、シミュレーションを実行するときにインターネット接続している場合、OnScaleは、前節のインターネット接続を使用してローカルPCでシミュレーションを実行を優先します。取得したしたコア時間は使用されません。
TERMタイムアウト設定
> Settings > Solver Settings, Block Hoursの横に、TERMタイムアウト設定があります。 これは、Analystスクリプト中でterm
コマンド(シミュレーションを一時停止するコマンド)を使っている場合に関係します。この設定は、OnScaleがスクリプトを終了する前に、termコマンドでユーザーの操作を待機する秒数を定義します。