BeamTool 9で使用するOnScaleプラグインに関してよく寄せられるFAQです。
はじめに
必要なソフトウェアについて
OnScaleプラグインは、BeamToolの最新バージョンに含まれているツールです。OnScaleソフトウェアをダウンロードまたはインストールする必要はありません。OnScaleシミュレーションを使用するためには、次の2つのソフトウェアが必要です。
- BeamTool 9
- An OnScale BeamTool account
購入前のトライアルについて
BeamToolの最新バージョンとOnScaleアカウントの両方で利用できる無料の10日間トライアルを提供しております。
- BeamTool: 10日間の無料トライアル
- OnScale BeamTool account: 10日間の無料トライアル
技術サポートについて
弊社が提供しているサポート方法です。
- このHelp Centerで記事を検索する。
- Forumに投稿する。
- support requestへ問い合わせる。
OnScale
コア時間について
コア時間は、OnScaleがクラウドでの計算コストを算出する方法です。これは、シミュレーションに使用されるコアの数とシミュレーションの実行にかかる時間数の積です。複数のシミュレーションを並行して実行する場合、総コア時間はすべてのコア時間の合計になります。
例えば:
- 2コアで並列計算を行い1時間かかった場合は、2 Core-Hours
- 4コアで並列計算を行い2時間かかった場合は、8 Core-Hours
- 2コアで10ケースの並列計計算を行い、それぞれ0.1時間(6分)かかった場合、合計2 Core-Hours
典型的な計算時間について
計算時間は、次のようなモデルに大きく依存します。
- 解析実時間
- より長時間の解析を実行すると、解析にかかる計算時間も長くなります。
- モデルサイズ(自由度)
- モデルサイズが大きいほど、計算時間がかかります。
- モデル領域の空間サイズ、FEAメッシュ密度によって影響を受けます。
- 並列計算で使用するコア数
- OnScaleシミュレーションをクラウド上で実行することで、より多くのコアを並列計算で使用することが可能です。結果、計算時間を短縮することができます。
解析で使用するメッシュと解析精度へ与える影響について
BeamToolで実行するOnScale解析では、デフォルトで適切なレベルに設定されメッシュを使用しており、正確な結果を提供します。メッシュは高度な設定で調整でき、波長ごとの要素数を定義できます。最小波長は常に使用され、プローブ周波数と最も遅い材料速度(バルクとせん断の両方を考慮)によって決定されます。波長あたりの要素数を増やすと、より正確な結果が得られますが、モデルのサイズが大きくなり、解決に時間がかかります。波長ごとの要素数を減らすと、モデルの実行は速くなりますが、結果の精度が低下する可能性があります。そのため、精度とシミュレーション時間のトレードオフが生じます。
複数の解析を同時並行することは可能か?
可能です。クラウドを使用したOnScale解析の大きな特徴です。これにより、数十、数百、さらには数千のシミュレーションを並行して実行できます。BeamToolビームセットをシミュレーションすると、すべてのビームが自動的に並列にシミュレーションされ、結果がより速く得られます。