ユーザー独自の駆動関数を指定する方法

OnScaleでは、デフォルトで以下の駆動関数を準備しております。

 

  • Sinusoidal Pulse
  • Blackman Harris Wavelet
  • Square Wave Pulse
  • Chirp
  • Ricker Wavelet 
  • Gaussian 
  • Apodized Step

ただし解析によっては、ユーザー独自の駆動関数の指定が必要な場合があります。ここでは、独自の駆動関数を指定する方法について詳しく説明します。 

 

Analystモード

data histコマンドは、デジタル化された時間履歴データをユーザー指定のData Manager配列に入力する方法として使用します。時刻歴データのフォーマットは、レコード(nvalues)の数に対して、数値ごとに1ペア(時刻、データ値)でなければなりません。 また、データは自由形式のテキスト形式(つまり、テキストファイルまたはデータファイル)である必要があります。例えば:

0 10.05
1 5.75
2 3.49
3 4.93
4 6.78
5 8.21

データは、ユーザーが名前を指定した配列に入ります。例えば:

data
hist
 time_func1 6 myfunction.txt 

このコードは、「myfunction.txt」から最初の6行のデータを取得して、データマネージャー配列「time_func1」に保存します。次に、この配列をfuncコマンドで呼び出して、荷重に適用します。

func hist time_func1

この関数を荷重として適用するには、電圧負荷を使用している場合はbcコマンドを使用し、圧力負荷を使用している場合はpdefを使用します。

電圧の例:

piez
wndo piez auto

defn top                    /* Define electrode - name 'top'
node $i1 $i2 $j3 $j4        /* Assign nodes to top electrode
bc top volt func   /* Apply voltage condition to top electorde and assign drive signal 'time_func1'

圧力の例:

plod 
pdef pload1 func

Designerモード

駆動関数は、Timeツリーで定義します。(Setup→Forcing Funtions→Timeツリー) 

 

独自の駆動機能を設定するには、Define Inputs Drive FunctionウィンドウでUser Definedオプションを選択し、駆動関数のデータファイルを読み込みます。

Insertを選択すると、SetupツリーのFunctionの下にTimeが追加され、荷重を定義するときに参照できます。