Mode Shape Toolを使うことで、OnScaleの解析結果からモード形状データを簡単に可視化することができます。モード形状データが解析結果として保存されると、すべての速度情報を含むSHPHST(時間履歴)ファイルが作成されます。更に、ユーザーがモード形状情報からデータオーバーレイを要求した場合、FLXSHP(データ配列)ファイルも保存されます。
Mode Shape Toolは、Post-ProcessのToolタブにあります。
OnScaleから出力されたSHPHSTファイルは、Load ResultsセクションのOpenボタンから読み込むます。
ファイルが読み込まれると、モデルが表示され、モード形状を表示するための設定項目が現れます。
モード形状を表示させたい目的の周波数、並びに節点の範囲を指定する必要があります。目的の周波数を設定したら、Startをクリックします。ユーザーは、360度の位相角範囲にわたってモード形状の動画を作成したり、指定された位相角でのモード形状の変位を表示することができます。
モード形状の画像
モード形状の画像は、Mode Shape Toolウィンドウの右隅にあるActive Viewアイコンからファイル保存することができます。すべての画像は次の形式で保存できます。
- PNG
- BMP
- JPEG
- GIF
モード形状の動画
Startをクリックすると、すべてのモード形状の動画は自動的にMPGファイルで保存されます。動画ファイルの名前は、デフォルトでmodeshape-filenameが付きます。filenameは、モード形状データを取得するために使用されるファイルの名前です。
SHPHSTファイル
現バージョンでは、OnScaleでshphstファイルの出力設定はAnalystモードで行います。Designerモードでの出力設定は行えません。以下は、結果ydspを出力し、それをMode Shape Toolで使用できるshphstファイルに保存するコードです。
pout
histname shape /* this must be input before SHAPD
histname shapd ydsp * * * * * /* ydsp is the y-displacement array
これは、Mode Shape Toolを使用するために必要なファイルを出力する方法です。これらのコマンドの詳細は、OnScaleコマンドリファレンスを参照してください。