OnScaleは、計算中に応力、ひずみ、変位などを含むスナップショットでさまざまなDeta Fieldとして保存します。これらのデータすべて、dataコマンドを使用して保存および出力してキャプチャできます。
dataコマンドを使用すると、コード内の任意の実数データを入力または出力することができます。入力/出力時にデータ全体が転送されます。 inサブコマンドは入力に使用され、データ入力ファイルからのデータを読み取ります。 outサブコマンドは、データ出力ファイルへの出力と出力ファイルへのデータ書き込みで使用します。一般に、データ出力は、分析中にスナップショットスタイルの結果を保存するのに最も役立ちます。
デフォルトでは、データ出力ファイル(* .flxdato)は「jobname.flxdato」として保存されます。「jobname」は実行中の入力ファイルの名前です。たとえば、ファイル「transducer.flxinp」で開始されたジョブは、「transducer.flxdato」のデータで定義されたものを自動的に保存します。
例
入力ファイルtransducer.flxinpで、次のコマンドが使用されたとします。
data
out pres
end
圧力は、現在のタイムステップでのモデル内のすべての要素に、ファイル 'transducer.flxdato'の配列として保存されます。デフォルトでは、データ出力はモデル構造と材料に関する情報を、現在のタイムステップ以降の参照用として書き込みます。ファイルの名前を変更するには、file outサブコマンドを使用します。
data
file out diffname.out
out pres
end