DesignerまたはAnalystの両モードで解析モデルを作成することができます。この2つのモードの違いについて紹介します。
Designerモード
Designerモードは、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を使用してCADファイルから解析モデルを作成します。新規ユーザーにとってOnScaleを始めるのに分かりやすく、Analystモードを使ってより高度な使い方をするための橋渡しになります。
メリット:
- 操作が簡単です
- 1条件での解析モデルを素早くセットアップできます
- 複雑形状でも簡単に作成できます
Analystモード
Analystモードは、コードを使って解析モデルを生成することが可能です。またDesignerモードよりも、より高度な設定が可能です。入力パラメーターやモデルをコードで設定できるため、ユーザーによる細かい設定と設定の柔軟性を得ることができます。
メリット
- 解析の細かいコントロールが可能です
- Designerでは設定できない高度の機能を使うことが可能です
- バッチ処理により、複数ケースを解析することができます。
ワークフロー
どちらの操作モードでも、設定の順序に関して多少の違いがありますが、ワークフローの概要は同じままです。各モードのワークフローの概要を以下に示します。
Designerモードプロジェクトのデータ (モデルの入力、及び物性値)プロジェクトデータには、モデルの作成、駆動、メッシングなどの入力が含まれています。 モデルの主な構成要素
形状、及びメッシングCAD形状に対して材料物性を割り当て、キーポイントにより作成されるメッシュを調整します。 モデルの主な構成要素
荷重、及び境界条件荷重や境界条件をコントロールします。 モデルの主な構成要素
結果出力解析計算の結果出力の設定します モデルの主な構成要素
実行時間、及び結果処理モデルの実行をカスタマイズします モデルの主な構成要素
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Analystモードモデルの入力、及びメッシングプロジェクト変数がモデル全体で使用されるように設定されているます。変数は、コマンド引数として使用されることから、メッシュ設定からキーポイントまでさまざまです。 モデルの主な構成要素
物性値、及び形状使用する物性を定義し、それらをメッシュの一部に割り当てて目的の解析形状を作成します。 モデルの主な構成要素
荷重、及び境界条件荷重や境界条件をコントロールします。 モデルの主な構成要素
結果出力解析計算の結果出力の設定します モデルの主な構成要素
計算実行モデルの実行をカスタマイズし、コードを生成して計算します。 モデルの主な構成要素
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