OnScaleを起動すると、3つのモード(Designer, Analyst, Post Process)から選択します。
それぞれのモードについて紹介します。これからのモードについては、以下の動画でも紹介しております。
- Designerモード:GUIによる前処理(モデル作成・条件設定など)のためのモードです。
- Analystモード:スクリプトを用いた前処理のためのモードです。
- Post Processモード:結果処理(コンター図、グラフ、動画など)のためのモードです。
各モードについて、それぞれ紹介します。
Designerモードについて
Designerモードを使用すると、ユーザーはGUI上で解析モデルをすばやく構築できます。
プロセスは、通常、簡単で、形状の作成、メッシュサイズの設定、荷重の割り当て、境界条件の設定、そして計算条件(時間ステップ、出力設定など)を設定します。
その後、クラウド上でシミュレーションで計算し、解析結果を得ます。
ヘルプやチュートリアルも提供しておりますので、必要に応じてご活用下さい。
https://support.onscale.com/hc/en-us/categories/360000582052-Tutorials
Designerモードを習得し、さらに高度な設定が必要な場合は、Analystモードを使用します。
Analystモードについて
Analystモードでは、GUIはなく解析モデルのスクリプトを直接追加・編集できます。したがって、Desigerモードでは設定できなかったことが可能になります。
Designerモードでもパラメトリックスタディは可能ですが、Analystモードよりすべての変数に対してパラメータスタディが可能になります。
Analystモードでは、モデルを自由に設定することが可能です。
スクリプトの構文は理解しやすいです。以下のスクリプトでは音圧を計算しています。わかりやすい構文になっていることを見て頂けるかと思います。
calc
pres acoustic /* Calculate acoustic pressure
end
Analystモードの例も豊富に準備しております。
https://support.onscale.com/hc/en-us/categories/360000582072-Advanced-Examples
Designerモード、Analystモードのどちらで解析しても、結果処理はPost Processモードで行います。
Post-Processモードについて
解析結果を可視化します。例えば、音圧の時刻歴などの結果を視覚化したり、波の速度や変位を表示します。これらの結果を異なるウィンドウ(OnScaleでビューポートと呼んでいます)で表示します。
OnScale Help Centerには、多くの記事、チュートリアルを提供しておりますので、御活用下さい。