続いて、解析モデルにPZTと水を追加します。
OnScaleはCADデータを読み込むことも可能ですが、2D Primitive形状により簡単に形状を作成することもできます。この解析モデルでは、長方形のPrimitive形状を作成します。
水領域の作成
リボンのHomeタブにあるPrimitivesのグループで、Rectangleをクリックします。
長方形が表示され、Model TreeのPrimitivesの下にprimitive_1として追加されます。
次に、作成したPrimitive形状を設定していきます。
水のプロパティを設定する
Model Treeで新しいprimitive_1を選択すると、Propertiesウィンドウにプロパティが表示されます。
Materialでwatrを選択します。これで物性が水であることが設定されました。
次に、BeginとEndを展開して、 それぞれのX座標とY座標を設定します。OnScaleでは、長方形の2点(対角線の2点)の座標を与えます。長方形の開始座標は(0.0、0.0)のままにしますが、パラメーターを使用して終了座標を設定します。
プロパティのパラメータを使用するには、クリック してUse Parameter for Propertyを選択します。次に、使用するパラメーターを選択します。
長方形の終点を設定するには、water_xendおよびwater_yendパラメータを設定します。
Note: 設定をすると水はおそらく画面表示には入りきりません。リボンのModel GraphicsタブでReset Viewをクリックします。または、モデルを右クリックしてReset Viewを選択するか、モデルビューを選択して、キーボードのRキーを押すだけです。次の記事では、モデルを確認するさまざまな方法について説明します。
PZT領域の作成
同じ手順でPZTを追加します。設定してBeginとEndを次のように設定します。
Begin X | 0 |
Begin Y | pzt_thk_start |
End X | pzt_rad |
End Y | pzt_thk_end |
Note:PZTは水の上に追加したため、水の上に表示されます。OnScaleは、作成した順序に基づいてプリミティブに優先順位を割り当てます。プリミティブの優先順位を変更できます。Precedenceプロパティを編集するだけです。
次の作業
Primitive形状を作成してモデルを表示できるようになったので、Designerモードでモデルを様々な表示方法について説明します。