モデル作成のついて紹介します。
ビギナー向けチュートリアルでは、Designerモードによるモデル作成の作業の流れに従って、ユーザー自身が 独自のモデルの作成するところまでを紹介していきます。
このチュートリアルは13の短い記事に分かれており、それぞれ各ステップごとに紹介をしております。すべて作業するのに約1時間程度です。
最初のステップ
OnScaleを開きます。
OnScaleを初めて起動する場合は、Getting Started をクリックします。Designerが開き、OnScaleアカウントにログインするように求められます。これが完了すると、サンプルプロジェクトを開くか、CADファイルをインポートするかを選択できるようになります。今回はClose をクリックしパネルを閉じます。
Note: 既に OnScale を起動した ことがある場合、Getting Started オプションは表示されません。代わりに、Designer をクリックしてDesignerモードを開きます。
新しいプロジェクトを作成してみましょう。でHome リボンをクリックし 、New Project (または他のクリック > New Project )をクリックします。
New Project が表示されます。
このパネルでは、これから作成するプロジェクトについて基本的な入力を行います。入力を行う前に、 これから作成するモデルと、解析について説明します。
解析モデル
私たちのモデルは、円筒形の水タンクにあるPZTディスクになります。PZT、または チタン酸ジルコン酸鉛は、圧電材料であるため、特定の電圧下で変形します。
PZTディスクの両側に電極を取り付け、加えられた電圧負荷に対するディスクの変形を観察します。PZTディスクの周りの水は、ディスクの振動に応じて振動します。
モデルをY軸に沿って対称な2D軸対称モデルにします。つまり、シミュレーションを実行すると、フラットな2DモデルがY軸を中心に回転することにより、自動的に3Dモデルに変換されます。
以下、作成するモデルの図を示します。
ただし、シミュレーションを実行すると、モデルはY軸を中心に回転します。
そのため、ポストプロセッサで結果を可視化すると、3次元モデルとして表示されます。
ここで、左図はモデル全体、 右図はPZTディスクのみを示しています。 どちらも、見やすくするために半分に切断して表示しています。
プロジェクトを新規作成する
以下の手順でNew Project からプロジェクトを作成します。
- Model NameにPZTDiskと入力します。 (他の名前でも構いません、日本語は使用できません)
- 必要に応じてDescription作成するモデルの説明を入力します。これは必須ではありません。
- プロジェクトのファイル名や保存場所を変更する場合は、Project Fileの横にあるボタンをクリックします。
- AnalysisからMechanical Dynamicを選択します。
-
Model Typeから2D Axi-Symmetric Model (Y)を選択します。
Warning: XではなくYを選択してください!この軸設定 は 、プロジェクトの作成後は変更できません。このモデルはY軸対称として作成するため、対称軸はY軸選択する必要があります。
- Advancedをクリックして、詳細オプション を表示します。
- Distanceからmmを選択します。
- OKをクリックします。
新しい空のプロジェクトが作成されます。
次の作業
新しいプロジェクトで最初にしたいことは、解析設定で使用する材料物性を追加すること です。